サクッと済ませる東京の外食文化と、江戸発祥「握り寿司」の共通点
東京には、立ち食いやテイクアウトなど、忙しい都市生活に寄り添う外食文化が根づいている。その原型は江戸にあった。当時、寿司といえば関西発祥の「押し寿司」が一般的だったのに対し、江戸で広まったのが、客の目の前でネタを乗せてその場で握る「握り寿司」。屋台で手軽に味わえる町人の食として人気を集めた。華屋与兵衛は、その普及に大きく貢献した一人。彼が現在の両国に構えた寿司屋が評判を集めたことから、寿司屋という業態が確立し、職人が腕を競う一大食文化へと発展した。江戸で磨かれたその技は、今や世界中で親しまれている。
[画像出典]
- 上:「縞揃女弁慶」[安宅の松] (東京都立中央図書館)
- 下:歌川広重/画「東都名所 高輪二十六夜待遊興之図」(江戸東京博物館)
出典: Tokyo Museum Collection (https://museumcollection.tokyo/works/6239560/)