江戸の物語

―東京とつながるエピソード―

冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏 今様見立士農工商 職人 今様見立士農工商・商人

世界中のアート作品に息づく、浮世絵師の創造性

東京に息づく漫画文化の基底には、江戸が育んだ浮世絵の文化がある。強い輪郭線や平面的な色彩、デフォルメ、大胆な構図といった表現は、浮世絵が生み出したものだった。特に葛飾北斎の作品は、スピード線や集中線を用いる、同じ人物を少しずつ異なるポーズで「パラパラ漫画」のように描くなど、現代の漫画・アニメに通じる意欲的な試みであふれている。代表作の『冨嶽三十六景』は、19世紀ヨーロッパに渡り、モネやゴッホにも影響を与えた。現代も世界中の漫画家やアーティストの作品のなかに、浮世絵の技法が受け継がれ、進化を続けている。

[画像出典]

  • 上:国立文化財機構所蔵品統合検索システム
    (https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/A-10569-7951?locale=ja)
  • 中:国立文化財機構所蔵品統合検索システム
    (https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/A-10569-7951?locale=ja)
  • 下:歌川国貞(初代)/画「今様見立士農工商 職人」(江戸東京博物館)出典: Tokyo Museum Collection
    (https://museumcollection.tokyo/works/6256752/)

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